現役料理人の働き方改革

料理人の日々のブログです、転職を気に個人で出来る働き方改革を行ってます

料理人は何故突然退職するのか?(2)

こんにちは。

抹茶んです

 

(2)では、結婚式場での体験

について話したいと思います

 

結婚式場での料理人の仕事は

皆様なかなか思い付かないと思います

よく

「週末の式だけだから楽でしょ?」

「接客も無いし、料理作るだけで羨ましい」

実際私も思っていました

 

華やかな挙式を彩る料理に携われる

とても良い仕事

そんなイメージを持って入社しました

 

実際は

かなりの激務です

 

もしかしたら、私の入社した式場だけかも知れません

社長を初めとする役員の方々は、家族、血縁関係が多く

愛社精神をとても強く諭される

ある種の宗教じみた会社でした

 

普通なら早々に気付くべきでしたが

時すでに遅しで

「2人の一生に1度に関われる素敵な仕事」

「休みや給料よりやりがい」

そんな言葉が口癖でした

 

愛社精神が強く

掃除も普通なら業者を入れるのですが

全てスタッフだけでやっていました

地域とのコミュニケーションという名目で

会社の周りの道路のごみ拾いもしてました

 

今では笑い話に出来ますが

休みの日に

スーパーの前の喫煙スペースの

落ちている吸殻を拾う何て行動もしてました

 

頭の中では

「いつ誰が見てるか分からない、会社の一員として恥じた行動はとれない」

一緒にいた父も苦笑いでしたね

 

労働時間としては

週末に結婚式がある訳では無く

土日祝日に結婚式はあります

なのでジューンブライドなんて言葉はありますが

実際はGW等の祝日が続く方が忙しいです

 

そして、労働時間ですが

式のある日は

朝5時からでした

終わりは夜の式が終わってから

片付け発注等の雑務をして

深夜0時過ぎなんて普通でした

勿論、次の日も式が有れば仕込みをして帰るのでもっと遅くなります

寝不足で車通勤中に事故を起こしたスタッフもいました

その時の責任者の言葉は

「睡眠はしっかりとるように!」

冗談のようですが実話です

 

そんな睡眠不足と闘いながら働いていると

体が常に緊張し、張り詰めた状態になります

私も緊張からか常に頭痛が酷く

痛み止めを服薬してました

 

頭痛は酷いですが

働かないと

式を挙げる2人のために

私の代わりはいない

そんな、謎のプレッシャーを感じ

神経をすり減らし働き続けてました...

 

まとまらないので(3)に

https://mattyan0016.hatenablog.com/entry/2020/02/14/料理人は何故突然退職するのか?(3)