現役料理人の働き方改革

料理人の日々のブログです、転職を気に個人で出来る働き方改革を行ってます

料理人は何故突然退職するのか?(4)

こんにちは。

抹茶んです

 

(4)です

これで、結婚式場の話は終わりにしたいと思っております

 

 

玄関先で立てなくなり

四つん這いになる事2、30分

何とかフラフラとですが立ち上がり

出勤しました

 

頭はガンガンと痛み

顔色真っ青

確か結婚式のある忙しい週末だったと思います

 

料理長に

「病院に行かせて下さい」

その一言だけ伝え、そこからの記憶は曖昧です

 

おかしな話だと思いますが

恐らく料理人の大半の方は、営業を放ってまで病院には行かないと思います

「行っても直ぐに良くなる訳では無い」

「インフルエンザやノロなら営業停止になる」

等々

そして治れば

「あの時高熱だった」

「意識飛びかけたけど、料理は作れた」

そんな事を笑いながら美談にしたりする方もいます

辛い中頑張った私凄い...

凄いとは思いますが、そんな事は

恥ずかしくてお客様には言えないですよ

それなのに、後輩には

「俺の時はもっと辛かった」

と言い

働かせる...

少なからずこんな職場は今でもあると思います

 

そんな環境で働いていたので

料理長に病院に行く事を伝えた後は、酷い有様だったみたいです

後から母から聞いた話なのですが

電話で

「頭が痛い、何処にいるのか分からない、近くにセブイレブンはある」

それだけの情報で母は迎えに来てくれました

 

式場から暫く歩いたセブイレブンの駐車場に

座り込んでいたようです

その後は総合病院で精密検査

母が気を抜くと、フラフラと彷徨う始末

判断力の低下

本当にこの時は母に迷惑をかけたと思います

 

医師の話では

体には異常は無い

しかし、心は弱っています

神経が常に緊張している状態

常に頭痛薬を服用してるのは辞めるように

薬を飲みすぎる事によって頭痛を発生させてます

 

頭痛を治める薬も、飲みすぎると頭痛がするんです

もう意味が分からなくなりました

それから、1ヶ月近く休職し

結婚式場の仕事は辞めました

 

1ヶ月の間にも

戻ってこれないのか?

そんな話を働いていた結婚式場の統括からしてもらいました

本来ならとても有難い話ですが

当然お断りしました

 

人生において結婚式という、最高の幸せを作る仕事のスタッフが幸せでは無い

 

それが、しっかり休みを取り

至った結論です

 

その後その式場は経営グループの見直しが入り

働き方改革があったみたいです

私を含め数名のスタッフを犠牲にしないと分からなかったみたいです

 

これが、私の初の突然退職です...

人は過重労働すると正常な判断を失います

「私より働いている人がいる」

「私の代わりはいない」

色々な事を思うと思います

特に追い回しの若い時は、1番下っ端で

キツイのが当たり前

そんな考え方を植え付けられる事もあります

 

仕事をするために生きる

生きるために仕事をする

 

どちらが正しいかなんて簡単だと思います